当院は定期的に勉強会を開催しており、今回は肩・肩甲骨の肩峰下インピジメント症候群について勉強しました。
肩峰下インピジメント症候群は肩を上げる動作で痛みを生じる肩関節障害のひとつで、主に野球の投球動作やバレーボールのスパイクなどで痛くなることが多くありますが、スポーツをしていない人にも起こるものです。当院にも普段スポーツをしていない主婦やサラリーマンの方でこの症状を訴える方が多数来院しています。
原因としては、普段の姿勢が悪いことで起こる肩甲骨の位置のずれや、歪みが考えられます。
肩甲骨の肩峰という部分と上腕の骨頭の隙間に棘上筋と肩峰下滑液包があり、肩甲骨の位置が悪くなるとこの隙間が狭くなってしまいます。そのような状態で腕の上げ下げや、重たい荷物を持つなどの動作を繰り返すと、隙間の中で筋肉などが挟まれて痛みが起きます。
肩甲骨の歪みは広背筋や小胸筋が縮こまった事によって起こるので、そこの筋肉に対して筋膜リリースなどを行い、肩甲骨の位置を正常に戻し隙間を広げていきます。また肩関節の矯正を行い、肩の動きを良くしていきます。
状態が軽ければ、軽いほど早く治りますので、肩を上げての痛み、違和感を感じている方は早めの来院をオススメします。
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